応募先企業が土日祝休みであれば、面接も平日に行われるのが一般的です。
特に、面接担当者が複数人いる場合や、面接が複数回ある場合は、平日の業務時間内で日程調整を求められる可能性が高いです。
しかし
- 在職中の方の場合
- 平日は仕事が忙しい
といったケースが多いかと思います。
それでは在職中で応募先の打診日程に対応できない場合、どのように対処すれば良いのでしょうか。
この記事では、
- 実際に転職の際にわたしが使った方法
- 企業側からよく聞く対応法
を4つお伝えします。
目次
応募先の業務時間外を打診する
忙しい業務時間内に面接を受けることが難しい場合は、応募先企業に業務時間外での面接を提案しても良いでしょう。
なぜならば面接相手が採用を主務とする人事ではなく営業などである場合、業務時間外の方が助かることもあるからです。
以下はその例文です。
●●さま
お世話になっております。山田太郎です。
日程の打診、誠にありがとうございます。
恐れ入りますが、現職の関係上18時以降でないと調整することが難しい状況でございます。
つきましては18時以降で再度日程をいただくことは可能でしょうか?
ご検討のほどよろしくお願いいたします。
※注意点※
定時は企業によって異なります。
認識の齟齬が起きてメールやり取り回数を増やすことがないよう「自分が行ける時間を明示する」ことを忘れないようにしてください。
土日での調整を打診する
土日で日程調整をしてくれる企業もあります。
特に100名に満たない規模の中小企業や部署の立ち上げメンバー募集などは、面接相手と直接やり取りすることもあります。
その場合は個別で応対してくれることもあるため、一度打診してみても良いでしょう。
以下はその例文です。
●●さま
お世話になっております。山田太郎です。
日程の打診、誠にありがとうございます。
恐れ入りますが、現職の関係上平日に面接を実施することが難しい状況でございます。
有給に関しましても1か月前に申請が必要となっております。
つきましては土曜日もしくは日曜日で調整をいただくことは可能でしょうか?
ご検討のほどよろしくお願いいたします。
※注意点※
平日に面接を実施するための手がない(例えば「有給休暇が取りづらい」など)ことをきちんと伝えるようにしましょう。
また、採用側にも「いつまでに何名採用する」というミッションがあることがほとんどです。
有給での調整となると●●くらいになる、というように明確な期間を伝えましょう。
長い期間空いてしまうことによるデメリットを鑑みて、企業側が土日面接を調整してくれる可能性が高まります。
有給(午前休・午後休でもOK)を取得する
転職活動では、複数企業の選考が並行していることがほとんどです。
その場合、面接の度に有給を取得するのは、少し現実的ではないかもしれません。
そこでわたしは1日有休を取得する場合は、複数の面接を同日で設定するという方法を推奨します。
効率が良いだけでなく、何度も有給取得をする必要がないため、現職にバレるというリスクを極小化することもできます。
以下はその例文です。
●●さま
お世話になっております。山田太郎です。
日程の打診、誠にありがとうございます。
恐れ入りますが、現職の関係上平日は有給休暇を取得いないことには日程の調整が難しい状況です。なお有休を取得する場合、2週間以上前の事前申請が必要となっております。
つきましては下記日程でご都合の良いお時間をご教示いただくことは可能でしょうか?
・●月●日(●)
・●月●日(●)
ご検討のほどよろしくお願いいたします。
※注意点※
こちらとしては複数企業の面接を1日にまとめるという目的があります。
そのために具体的な日程の提示は確実に行うようにしましょう。
WEB実施が可能かどうか確認する
近年はオンライン面接を行う企業が増えてきています。
応募企業が希望する日時に面接へ行くのが難しい場合は、オンライン面接が可能かを問い合わせてみるのも一つの方法です。
例えば、忙しくて企業に出向く余裕がないときも、オンライン面接であれば、半休や時間休を取るなどして対応することができます。
●●さま
お世話になっております。山田太郎です。
日程の打診、誠にありがとうございます。
恐れ入りますが、現職の関係上いただいた日時にお伺いすることが難しい状況でございます。
つきましてはオンラインにて調整をしていただくことは可能でしょうか。
貴社の●●の求人にオンライン可の旨が記載されておりましたので、確認でございます。
ご検討のほどよろしくお願いいたします。
以下はその例文です。
※注意点※
ただただオンラインをお願いするだけでは、独りよがりでマイペースであるという悪い印象を持たれる可能性がございます。
そのためオンラインを依頼する場合は、
募集時や他サイトの求人に「オンライン相談可」という旨が書かれているか
を必ず確認し、それを伝えるようにしましょう。
これをすることにより企業側に
- 書いてある以上断りづらい
- 他サイトも見るほどうちを志望しているのか
とこちらの目的以上のメリットも発生させることが可能となります。
ただし、オンライン面接だからといって、場所はどこでもよいというわけではありません。
あくまでも面接であることを意識し、自宅やレンタルスペースなどの静かな場所で実施しましょう。
また、オンライン面接の場合でも、対面の面接と同様の身だしなみで受けるのが基本です。
背景も、バーチャル設定したり、装飾のない壁が背景となるよう工夫したりするようにしましょう。
【メール例文あり】面接日程どうする?平日休めない人の転職活動術:まとめ
いかがでしたでしょうか?
伝え方さえ間違えなければ、意外にも日程調整に対応してくれる企業は多くあります。
今回挙げたメール例文を参考にして、あなたが臨むペースで転職活動を進めていきましょう!